プリゴジン氏、ロシア軍指導者の拘束を計画か WSJ報道

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ロシアの民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏は、6月24日に反乱を起こした際にロシア軍指導者2人の拘束を計画していた、と米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が28日、西側当局者の話として伝えた。

実行予定の2日前にロシア連邦保安局(FSB)が計画を把握したため、プリゴジン氏は土壇場で計画変更を余儀なくされ、2人を拘束する代わりに首都モスクワに向けて進軍することになったと報道にはある。.

実行予定の2日前にロシア連邦保安局(FSB)が計画を把握したため、プリゴジン氏は土壇場で計画変更を余儀なくされ、2人を拘束する代わりに首都モスクワに向けて進軍することになったと報道にはある。

 

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プリゴジン氏 反乱の正当性主張「政権転覆は望まず」 プーチン氏が“暗殺命令”情報も進軍停止を表明してから消息不明になっていた、民間軍事会社「ワグネル」の創設者・プリゴジン氏が、およそ2日ぶりにSNSに音声メッセージを投稿しました。 ■プリゴジン氏 反乱の“正当性”主張 プリゴジン氏:「きょう自分のプレスオフィスを開けると、先日起きた出来事について何千も質問を受けました。誤解がないように、その中で一番大事な質問にお答えしたいです。まずは我々が6月23日に実現した『正義の行進』 は何がきっかけになったのか」 モスクワへの進軍停止以降、消息が分からなくなっていた民間軍事会社「ワグネル」の創設者・プリゴジン氏の音声が26日、プリゴジン氏のテレグラムで公開されました。 およそ2日ぶりにSNSに投稿されたメッセージの中で、終始したのはワグネルによる反乱の“正当性”でした。 プリゴジン氏:「我々は2つの重要な決定をしました。第一に、我々はロシア人の血が流れることを望みません。第二に、我々は自身の抗議活動として、行進を行いました。政権の転覆のためではなく」 今回の軍事行動は、国を転覆させるためではなく、あくまで抗議活動だといいます。きっかけは、今月10日にショイグ国防相がウクライナ侵攻の志願兵の部隊に対し、来月1日までにロシア軍と契約するよう下した命令です。 プリゴジン氏:「陰謀と不慮の決断の結果、ワグネルは2023年7月1日に消滅する予定でした。現状から、また特別軍事作戦中の個人的な経験から、契約が戦闘力の完全な喪失につながることは誰もがよく分かっていたからだ。経験豊かな戦闘員と指揮官はただ単に消耗させられ、自分の戦闘能力や戦闘経験を発揮できなくなる。ワグネルを温存するために可能なすべての解決方法、本当の意味で我々を有意義に使ってくれる他の組織に入る試みなどをアピールした。そのどれにも耳を傾けることはなかった」 そのうえで、「正義の行進」と自称する、今回の軍事行動の最大の目的をこう話します。 プリゴジン氏:「行動の目的はワグネルの破壊を阻止し、特別軍事作戦で膨大なミスを犯したすべての人々に責任を取らせることだった」 制圧していたロストフ州から退去する際、多くの人から握手や記念撮影を求められたプリゴジン氏。次のようにも話しました。 プリゴジン氏:「我々がロシアの町の近くを通った時、一般市民が旗を掲げて、我々を迎えてくれた。ロシアの国旗とワグネルの旗を掲げて、多くの人々が今でも応援の言葉をくれている。何人か我々が正義の行進をやめたことに落胆している。なぜなら正義の行進は我々の存在をかけた戦いだけではなく、人々は我々の国に存在する官僚主義や腐敗との戦いとして見ていたからです」 ■プーチン大統領「ロシアの裏切り者たちだ」 隣国のベラルーシに移動したとみられるプリゴジン氏を巡り、ロシアの独立系メディアはロシア軍の参謀本部に近い情報筋の話として、「プーチン大統領が治安部隊に“プリゴジン氏の始末”を命じた」と伝えていて、現在も自分がどこにいるのかは明らかにしていません。 プーチン大統領:「内乱の指導者は国と国民を裏切り、仲間を裏切って犯罪に加担させ、欺き、彼らを死に追い込んだ。味方を攻撃するように仕向けて。そのような者はまさにロシアの敵であり、キーウのネオナチストで、西側の擁護者である。ロシアの裏切り者たちだ。正しい決断をしてくれたワグネルの兵士たちには感謝します。流血を避けるために直前で立ち止まってくれた。あなた方はロシアで引き続き軍部に勤めることができます。ロシア国防省か、他の治安機関と契約を結ぶか。あるいは、家族の元へ戻ってもいいです。家に帰っても、ベラルーシに行ってもいいです」 仲介に入ったベラルーシのルカシェンコ大統領は「ワグネル存続の方法を見つけると申し出た」と述べ、ワグネルの活動を続ける構えを強調しました。 「すでにウクライナとの国境から200キロの地点に8000人の兵士を収容できるキャンプを設立している」と、ワグネル広報部が写真を公開しています。 ■バイデン大統領「無関係」 関与を否定 こうしたなか、ワグネルによる武装蜂起について、アメリカのバイデン大統領は次のように述べました。 バイデン大統領:「我々と同盟国は、プーチンにNATO(北大西洋条約機構)のせいにする口実を与えないようにしなければならないという点で一致している。明確にしておくが、我々は関与していない」 「アメリカや同盟国は無関係だ」と関与を否定したうえで、「ロシア国内の闘争の一部だ」との見方を示しました。 (「グッド!モーニング」2023年6月27日放送分より)
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