ブレーキランプ側方にある謎の突起 その名も「ボルテックスジェネレーター(渦巻発生器)」の役割とは? - 自動車情報誌「ベストカー」

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ドアミラーの付け根やテールランプに付いている、「ボルテックスジェネレーター」と呼ばれる小さな突起物。多くの国産車に装備されているが、欧州車ではあまり採用されていない。どんなアイテムなのかご紹介しつつ、なぜ欧州車では採用例が少ないのか考察。

ボルテックスジェネレーター(渦巻発生器)は、その名が示すとおり、空気の渦を生み出すことが目的です。元々は航空機の飛行安定性向上のために開発された技術アイテムですが、高速走行中の自動車にも効果があるということで、昨今は多くの量販車に採用されており、なかでも、背の高い国産ミニバンや軽自動車、商用バンへの事例が多いです。「ボルテックスジェネレーター」とネットで検索すると、ゴルフボール表面の突起や、新幹線のパンタグラフについた模様などが出てきますが、ゴルフボールの場合は空気抵抗を下げて飛距離を伸ばすこと、新幹線の場合は風切り音といったノイズを低減することが目的であり、どれも原理的には同じですが、空気の力を使って、高速直進安定性を改善することが狙い、というクルマの場合とは目的が異なります。クルマが高速走行をしているとき、空気は、フロントからリアへとボディ表面に沿って流れていきます。その際、サイドミラーなどの凹凸がある場所や、流れてきた空気が剥がれるルーフエンドでは、空気の流れが複雑になり(乱流)、これがクルマの後方で渦として残ってしまいます。この渦は、ボディを後方へ引っ張る力を発生させるため、ボ

トヨタは「エアロスタビライジングフィン」の効能として、操舵時の応答性や、手応え向上、ヨーダンピング向上などがあるとしていますが、それらは直進性向上をしたことで、副産物として得られた効能とも考えられます。 また、ボルテックスジェネレーターには市販品もありますが、どの位置に、どれくらいのサイズで、いくつ付けたらよいのかは、空力シミュレーション等で空気の流れを正確に把握できなければ、効果的に取り付けることはできません。簡単な形状に見えますが、緻密な計算によって装備されているものなので、空力シミュレーションなしに効果を再現することは難しいです。

 

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🚗ボディー表面上でも、走行中は曲面であっても表面の輪郭に沿って気流が引き寄せられながら前から後ろへ流れる Coanda effect みられますが、(例)車体後部の形状に応じそれは途切れ、その周囲にて纏わり着きDrag:引きずり抵抗のネガティブ気流or渦流が生じた場合をTurbulent:乱流、… 1/2

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