東海岸のアケダクト競馬場で行われたウッドメモリアルS(G2、ダート1800メートル、出走11頭)はレジリエンス(牡、W・モット、父イントゥミスチーフ)が制した。鞍上はジョン・ヴェラスケス騎手で勝ちタイムは1分50秒28。1番人気のデターミニスティックは8着に敗れている。
ケンタッキー州のキーンランド競馬場で行われたブルーグラスS(G1、ダート1800メートル、出走10頭)はシエラレオネ(牡、C・ブラウン、父ガンランナー)が人気に応えた。直線で先行勢を豪快に差し切り、本番の有力候補に名乗りを上げている。鞍上はテイラー・ガファリオン騎手で勝ちタイムは1分50秒08。昨年のケンタッキーダービー覇者メイジの全弟ドーノックは4着に敗れた。 シエラレオネは母ヘヴンリーラブが2歳G1アルシバイアディーズS覇者で、祖母がダーリングマイダーリング、3代母がローミンレイチェル(年度代表馬ゼンノロブロイの母)という血統。母の半姉がフォーエバーヤング(牡、矢作)の母フォエヴァーリングで、ケンタッキーダービーで対決する日本のフォーエバーヤングとは近親(いとこの関係)になる。
西海岸のサンタアニタ競馬場で行われたサンタアニタダービー(G1、ダート1800メートル、出走8頭)はストロングホールド(牡、P・ダマート、父ゴーストザッパー)がゴール前でイマジネーションとの追い比べを首差制した。鞍上はアントニオ・フレス騎手で勝ちタイムは1分49秒98。 ケンタッキーダービーへ向けたステップ競走のシリーズ「ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」は13日にキーンランドで行われるレキシントンS(G3、ダート1700メートル)で終了し、来月4日の本番へ向けた出走メンバーが出そろうことになる。フロリダダービーを圧勝したフィアースネス、ブルーグラスSを制したシエラレオネとともに、UAEダービーを制し、5戦無敗のフォーエバーヤングも優勝候補の1頭として、第150回のケンタッキーダービーに挑むことになる。
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