ホームでの1次リーグ第2週で、パリ五輪の出場権を既に持つ日本は、同じく五輪出場を決めているドイツにフルセットの末3—2で勝利し、2連勝。第1週のブラジル大会から通算5勝目(1敗)を挙げた。ドイツは5敗目(1勝)を喫した。 石川祐希 主将(ペルージャ)と西田有志(パナソニック)がチーム最多タイの21得点。高橋藍が16得点、ミドルブロッカーの小野寺太志(ともにサントリー)も15得点で貢献した。昨秋の五輪予選で出場権を手にした日本は、今大会で結果と並行して、五輪を見据えた準備も進めている。1次リーグ後の世界ランクで決まる五輪のシードも意識し、五輪の1次リーグの組で上位国との対戦を少なくするために、ブラン監督は「ランク5位以内」を掲げる。ランク4位で大会に入った日本は、ポイントが大きく減るランク下位チームに負けず、上位チームに勝っていくことを目指す。今回、試合前のランク12位にいたドイツに負けなかったことは大きく、石川も「最低限」と言った。
ブラン監督は会見で次戦の7日のポーランド戦へメンバーの入れ替えを明言した。「この2戦でプレータイムが少なかった深津、宮浦、甲斐にチャンスを与えられたらと考える」と話した。また、福岡大会の2戦では補欠登録のアウトサイドヒッター・大塚達宣(パナソニック)を出場選手登録することも明かした。代わりに石川が外れる。セッターの関田誠大(ジェイテクト)は下腿(かたい)に痛みがあり、検査のため、次戦は登録外。代わりに補欠から大宅真樹(サントリー)を入れるとした。
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