岐阜県西濃、岐阜地域の貧困家庭に食品を無償配布しているNPO法人フードバンクぎふ(本部・大垣市荒尾町、赤星守雄理事長)の備蓄が枯渇している。物価高騰などを背景に個人や企業からの寄付が減る一方、生活に困窮する人が増えているためで、団体は支援を呼びかけている。コロナ禍以後、フードバンクぎふは個人からの寄付に助けられてきた。これまでに全国から延べ300人の協力があったが、今年に入って寄付の数が減ってきた。3月ごろからは企業からの入荷も減少。物価高騰や円安などの影響から企業が生産量を調整したり寄付を抑えたりしている可能性がある。一方で物資を希望する人の問い合わせは5月に入って顕著に増えている。コロナ禍で失業した人や、保育園の休園が続いて仕事に出られず収入が激減した非正規雇用のひとり親から相談が相次いでいる。「『年金支給日まで数日だが、持ちそうにない』というお年寄りからのSOSも増えている。今まで切り詰めて生活していた人も貧困に陥っている」と事務局の船田伸子さん(65)は話す。
岐阜県西濃、岐阜地域の貧困家庭に食品を無償配布しているNPO法人フードバンクぎふ(本部・大垣市荒尾町、赤星守雄理事長)の備蓄が枯渇している。物価高騰などを背景に個人や企業からの寄付が減る一方、生活に困窮する人が増えているためで、団体は支援を呼びかけている。コロナ禍以後、フードバンクぎふは個人からの寄付に助けられてきた。これまでに全国から延べ300人の協力があったが、今年に入って寄付の数が減ってきた。3月ごろからは企業からの入荷も減少。物価高騰や円安などの影響から企業が生産量を調整したり寄付を抑えたりしている可能性がある。一方で物資を希望する人の問い合わせは5月に入って顕著に増えている。コロナ禍で失業した人や、保育園の休園が続いて仕事に出られず収入が激減した非正規雇用のひとり親から相談が相次いでいる。「『年金支給日まで数日だが、持ちそうにない』というお年寄りからのSOSも増えている。今まで切り詰めて生活していた人も貧困に陥っている」と事務局の船田伸子さん(65)は話す。
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