勝利の立役者は高卒３年目、２１歳の堀田。首位・ヤクルトとの３連戦初戦で、自身約４か月ぶりの白星を挙げた。「チームに勢いをつけられるような投球をしたいなと思って、１イニング目から腕を振りました」。ヒーローインタビューで、涼しい顔で振り返った。４番の村上にも、３打数無安打と仕事をさせなかった。二回は１４７キロの外角直球で空振り三振。六回は、直球２球で追い込むと、カーブなどで緩急をつけて揺さぶり、右飛に仕留めた。手術明けの右肘への影響を考えて投げてこなかったフォークボールを解禁した。二軍戦で試しながら、この日一軍戦で初めて使った。ファームのスタッフの一人は、「カーブも少し良くなってきた」とも語る。１１０キロ台のカーブで緩急をつけ、「真っすぐだけじゃなく、変化球でも勝負ができた。そこは継続していきたい」と手応えを語った。
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