<ドゥテルテ大統領による麻薬取締り対策で黙認されているという「超法規的殺人」。こうした人権侵害を調査するNGOなどの関係者が次つぎと殺害される事件が起きた──>
国連の調査方針表明と連続殺人事件の関係性は不明だが、フィリピン国家警察では「人権活動家を殺害することメリットがどこにあるのか依然として不明だが、犠牲者についてはその関連性を調査している」と本格的な調査に乗り出す構えを一応みせている。 カラパタンによるとフビラ氏やバガサラ氏は以前から軍兵士や警察官による監視を受けており、殺害前にも正体不明の人物から尾行を受けていたという。特にフビラ氏は4月にもナンバープレートが外された黒いバイクとピックアップトラックによる執拗な尾行を受けていたとされ、計画的な殺人との見方が強まっている。
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