ファンド分類で「ESG特化」は意味失う、米モーニングスターCEO

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ESG(環境・社会・企業統治)特化型ファンドは、投資信託の分類として将来的に意味をなさなくなるかもしれない。ファンド分類を手掛ける米調査会社モーニングスターのクナル・カプア最高経営責任者(CEO)が、こんな見方を示した。

ESG特化型ファンドは「ESG」や「サステナブル」といった言葉を名称に使うなど、ESG重視を前面に押し出した運用商品。一般にはESGファンドなどと呼ばれるもので、世界共通の定義があるわけではないが、各国の当局やファンド評価会社がその種類や条件を示している。 カプア氏は都内でのブルームバーグの取材に対して、多くの運用会社が自社の運用プロセスにESG要素を統合していると指摘。これにより幅広い投資戦略にESGが組み込まれていく中で、「将来的には、 ある商品がESGに特化しているかどうか議論されることは減っていく」との見通しを示した。 環境や社会などに関連する非財務情報を投資判断に織り込む考え方は、既に運用業界にしっかり根付いている。ESGを考慮した投資はESG特化型だけの専売特許ではなく、程度の差こそあれ、一般の運用商品にも広く浸透している。は今年上期(1ー6月)末まで1年以上、毎月の資金純流出となり、新規設定本数も低迷し続けている。...

ファンドカテゴリーの話にとどまらず、ESGという言葉自体の存在が脅かされている状況だが、カプア氏は「コミュニケーション上、かなり効率的な言葉であることは確かだ」とコメント。「何らかの他の言葉を見つけたいという人々の望みは確かにある」としながらも、運用業界がESGの3文字を「ヘッドライン」として完全に使わなくなることはないと見ている。投信の「ESG離れ」止まらず、新規設定は低迷の一途-金融庁指針後も

 

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