ファイザー、コロナ経口薬・ワクチンの22年売上高見通し据え置き

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米製薬大手ファイザーは、新型コロナウイルス関連製品の2022年通期の売上高見通しを据え置いた。新型コロナワクチン投入以降初の据え置きで、過去数四半期の急速な成長が鈍化している可能性を示唆した。

ファイザーはこれまでにパクスロビド売上高見通しの220億ドルは、22年に生産可能な治療1億2000万回分の一部と説明していた。見通しが上方修正されなかったことは、22年第1・四半期にパクスロビドの目立った新規販売契約がなかった可能性を示唆している。

アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は投資家向け電話会見で用意した声明で、米国でパクスロビドの使用が最近大幅に増えているとし、感染が最近拡大したいくつかの国からはより多くの供給を求められていると言及した。インフォーマ・ファーマ・インテリジェンスのアナリスト、ミリー・グレイ氏は「(ワクチンの)売上高は、世界で完全にワクチン接種する人の割合が増えるにつれて徐々に減速すると予想される」との見方を示した。ファイザーは22年通期の調整後利益見通しを1株当たり6.25─6.45ドルとし、従来の6.35─6.55ドルから下方修正。ここれら経費の影響という。

 

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