韓国の現代自動車(ヒョンデ)が手がけた電気自動車(EV)の初代「KONA Electric」が2018年に欧州で発売されたときは、ちょっとした話題になった。性能が優れていて、デザインもいい。価格はテスラ車に手が届かない人が買えそうなレベルに近づいた。そして23年に投入される新型「KONA」は、新たな外観と最新の技術、そしてBセグメントのクロスオーバー車を超えた高級感で好調を維持しようとしている。 初代KONA Electricが欧州でデビューした18年以降、ヒョンデはEVに集中的に取り組んできた。「IONIQ 5」と「IONIQ 6」の投入からは貴重な教訓を得て、その教訓は最新EVの開発に役立ったという。 その結果、以前より大幅に完成度の高いクルマが手ごろな価格で実現することになった。KONAの英国での価格は34,995ユーロ(約550万円)からで、米国では35,000ドル(約520万円)を下回る[編註:日本での価格をヒョンデは400万円台前半からと想定]。 この価格で、48.
3インチの2枚のディスプレイで構成されている。ドライバーには速度や航続距離、充電状態、走行情報などの重要なデータが明瞭かつシンプルなディスプレイで示される。 インフォテインメントに関していえば、洗練されたタッチ式のディスプレイで素早く操作できた。インターフェイスはわかりやすく、グラフィックも楽しい。 12インチのヘッドアップディスプレイはドライバーの目の高さにあり、速度や速度制限、ナビの指示といった重要な情報を表示する。偏光サングラスをかけている場合には、見えにくい角度がある点には注意が必要だ。 アップルの「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」には標準で対応しており、期待通りに動作する(ワイヤレスではなく有線接続だ)。ただし、注意点もある。スマートフォンをUSB-Cでつないだら、CarPlayやAndroid Autoをすぐ使えるかというと、そうではないのだ。...
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