高嶋氏 歴史的事実と科学的考察を重ね合わせ、こうなるだろうと想像しました。それぞれの状況を組み合わせていくと、どういうことが起こり、どのような対策をしなければいけないのか、おのずと決まってきます。高嶋氏 ペスト、コレラ、スペイン風邪など過去の事例を見れば、いずれパンデミックが起こることは予想できた。中国やアフリカの奥地まで開発が進むと、そこに生息するネズミ、コウモリなどが持っているウイルスやバクテリア(細菌)が文明社会に出てきます。-小説の着想はどこから得たのですか
高嶋氏 20年ほど前、石炭などの炭素系の物質を石油に変えるバクテリアの小説を書きました。このバクテリアは人間も石油に変えてしまう。執筆過程で、バクテリアとウイルスに関する多くの資料を読み、パンデミックという言葉を知りました。 ◆「首都感染」(講談社文庫) 物語の舞台は20XX年、サッカーW杯が開催中の中国で致死率60%の強毒性インフルエンザが発生。中国政府は隠蔽(いんぺい)するが、観戦に訪れたサポーターが帰国すると同時に世界に拡大。世界中でパンデミックが起きる。日本政府は対策本部を設置するが、都内に感染者が発生。感染拡大防止のため、首都を封鎖する。 ◆高嶋哲夫(たかしま・てつお)1949年(昭24)7月7日、岡山県生まれ。神戸市在住。慶応大学工学部修士課程修了。日本原子力研究所(現日本原子力研究開発機構)の研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。79年、核融合研究で日本原子力学会技術賞受賞。99年「イントゥルーダー」でサントリーミステリー大賞。著書に「M8」「TSUNAMI津波」「首都崩壊」など多数。米国と中米の架空の小国からの難民問題を描いた「紅い砂」は、10月に「THE WALL」のタイトルで米国で出版予定。同小説の映画化を目指すクラウドファンディングをスタートした。
専門家は感染者数ばかり「首都感染」著者に聞く2 首都感染 高嶋哲夫 新型コロナウイルス COVID19
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