こうした影響から経済を回復させるため、世界各国の中央銀行は足並みをそろえて金利をゼロ付近まで引き下げたり、マイナス金利にしたりして、一斉に金融緩和政策を実施しました。中央銀行が金融緩和政策を行うと、金融機関が資金を低金利で調達できるようになります。これは、経営が苦しくなった企業が銀行からお金を借りやすくなるといった経済対策の効果を狙ったものですが、金融機関は資産運用もしているので、金融緩和政策で大量の資金を得た金融機関は株も多く購入するようになります。こうして、世界的な金融緩和が世界的な株高に発展したというのが、ウィルソン氏の考えです。
株高を生み出した金融緩和政策について、ウィルソン氏は「COVID-19のパンデミックが終わり世界経済が回復すれば、金融緩和政策は終わり金利は引き上げられます。そうなれば、膨れあがった資産バブルから空気が抜け始め、行け行けムードの株式市場にもブレーキがかかります」と指摘。パンデミックが収束し、実体経済が回復すればバブルも終わりに向かう可能性が高いとの見方を示しました。 一方、具体的にいつバブルが終わるかについては「世界経済が受けた被害は大きく、どれだけ早く回復できるかが分からないので、金融緩和政策が終わる時期も不明です。2021年の後半に起きることもあれば、数年間はかかることもあり得ます」と述べて、明言は避けました。
ウィルソン氏が、バブルがいつ終わるかの目安になるとしているのが、アメリカ国債の金利です。以下は、アメリカ財務省が発行する1年物の短期国債の金利を表したチャートです。2020年に入ってから金利がほぼ0%になっていますが、これが2%近くになれば金融緩和政策の時代も終わると、ウィルソン氏は予想しています。
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