パドレスのダルビッシュ有投手(37)が14日(日本時間15日)、敵地でのドジャース戦で今季5度目の先発に臨み、5回4安打3失点。今季初勝利はお預けとなったが、大谷翔平投手(29)を2三振を含む3打数無安打と抑え貫禄を見せた。ただ、マチャドのソロで先制点をもらった直後の4回裏、スミスの適時打で同点にされると、続くマンシーの2ランで逆転を許した。それでも見方打線が6回に2点を奪って同点にすると、3-3の7回にプロファーが満塁から走者一掃の適時二塁打で勝ち越しに成功。2敗目は免れた。
雨の影響で35分遅れてのプレーボールとなったが「そこはあまり難しくなくて」と遅延は気にならなかったものの「それよりも気候であったりとか、そういうところは難しかったけど、何とか粘って投げよういというところでした」と気温12度と冷え込んだロサンゼルスの気候への適応に苦慮したと振り返った。 5回3失点という登板内容に「最初から最後までいいところが自分の中ではなくて、良い方向に持っていくことがなかなかできなかったけど、チームが勝ったので良かった」と満足はしていないもののチームの勝利に安堵した。 3打数無安打に抑えた大谷については「あそこだけ思い切り投げたというか、そんな感じになっちゃったけど、2打席目終わった後も大谷くんがダウアウト戻る時に“ボールばっかでゴメンね”って言ったんですけど、なんかちゃんと勝負できなかった。そういう感じがしたので申し訳なかった」と抑えたことよりもカウントを悪くしたことに反省した。
一方で、この日、1回1/3を無失点と好救援し2勝目を挙げた松井の好投には「1年目からすごく難しい中だけど、それでも松井くんらしく元気に楽しくやってますし、結果も出てますので見ててすごく嬉しいです」と安堵。試合後、左腕が2勝目を意味するピースポーズでカメラマンの撮影に応じていると、悔しがる素振りを見せ、イジる場面もあったが、メジャー1年目の後輩が躍動する姿を誰よりも喜んだ。
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