バレーボールV1リーグ女子・KUROBEアクアフェアリーズがJTに完敗 コロナ禍で力出せず

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バレーボールV1リーグ女子・KUROBEアクアフェアリーズがJTに完敗 コロナ禍で力出せず スポーツ sports ニュース

第1セットは接戦となったが、終盤はJTの移動攻撃や速攻、バックアタックなどで守備を崩され、6連続失点を許して失速。第2セット以降はレシーブや連係プレーも乱れ、本来の力は出せなかった。1月22日以来、1か月ぶりの公式戦となったが、丸山貴也監督は「コロナ禍の中、大会を開催し、運営してくれたことに感謝したい。元気な選手を中心に組んだが、試合のリズムが取れなかった。ゲーム感覚もつかめず、ラリーに対する対応力も落ちていた」と振り返った。

敗れはしたが、内定選手のミドルブロッカー、中山夏菜子(22)と、セッター、佐藤彩乃(22)がホームでリーグ戦デビューを果たした。中山は国士舘大に在学中で、182センチの高さとパワーが持ち味。いきなりスタメンに抜てきされ、第1セットは得意の移動攻撃で2得点をマークした。「大学ではずっと無観客だったので、プレーできたことはとても嬉しい。『とにかく思い切ってやって、楽しんで』と言われ、緊張もほぐれました」と笑顔を見せた。青山学院大に在学中の佐藤は、第1セットにピンチサーバーとして起用され、「初めてVリーグのコートに立てて光栄に思っている。有観客の試合に感謝したい」と語った。 厳しい状況は続くが、206センチのアウトサイドヒッター、ラッツ・メレーテ(27)は体調も戻りつつあり、右膝を故障中のエース、間橋香織(25)もサーブやレシーブができるまで回復してきた。「ラッツ抜きでは試合がうまく回らない。中止になった試合も今後、開催されるので、もう一度、立て直したい」と丸山監督。チーム一丸となって、困難を乗り越えるしかない。(中田 康博)

 

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