1970年代初頭、バークシャー・ハザウェイはダイバーシファイド・リテイリングという会社を所有していたが、この会社はブルーチップスタンプという会社を所有していた。バフェットのビジネスパートナーとなるチャーリー・マンガーも、自分の投資パートナーシップでこの会社を所有していた。
この会社のビジネスは、スーパーマーケットやガソリンスタンドにトレーディングスタンプを提供し、お客さんに渡して集めてもらい、あとで商品と交換するというものだった。保険会社にとって請求されない保険のように、使われないままのスタンプは会社にとってのバッファーとして機能し、同社は貯蓄貸付機関や新聞社、西海岸の高級箱入りチョコレートの製造・販売会社であるキャンディー会社「シーズキャンディーズ」の一部株式など、ほかの事業を買収することができた。 1972年、ブルーチップスタンプは、シーズキャンディーズの全事業を創業者一族から購入することができた。提示された価格は、貸借対照表上の資産1000万ドルを含めて、4000万ドルだった。シーズキャンディーズの有形固定資産は800万ドルだけで、年間の税引前利益は400万ドルだった。バフェットは2500万ドルを提示したが、それでもまだ払いすぎではないかと考えていた。
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