【ワシントン=坂本一之】バイデン米大統領は10日の日米首脳会談などのため、岸田文雄首相を国賓待遇で招待した。中国や北朝鮮、ロシアの脅威を受け、米国だけで世界の「平和と安定」を担うことが難しくなる中、岸田政権の外交・安全保障政策を高く評価し、インド太平洋地域やグローバルな課題に対する日本の役割拡大を重視しているためだ。バイデン氏が政権発足後、国賓待遇で招待した首脳は岸田氏で5人目。以前の4人のうち、3人はインドと韓国、オーストラリアで、政権のインド太平洋重視の姿勢がうかがえる。岸田政権はこれまで防衛力の強化を推進。さらにバイデン政権が歳出削減で国防予算を思うように増やせない中、日本が米国ライセンスで生産する地対空ミサイル「パトリオット」の対米輸出を決めた。外交専門家からは「日本が米国を助ける場面が増えている」との声が上がっている。
バイデン政権はインド太平洋で中国の覇権拡大を阻止するため、東南アジアや太平洋島嶼(とうしょ)国との関係のテコ入れを図る。それらの国々にインフラ整備など積極的な支援を続ける日本との連携は重要だ。11日に行われる日米比首脳会談も、この取り組みの一環だ。バイデン政権は議会の反対でウクライナ軍事支援の追加予算を成立させられず頭も抱える。欧州とアジアの安全保障を一体視し、ウクライナ支援に尽力するアジアの指導者の訪米は、国内世論の喚起にもつながる。バイデン氏は9日、X(旧ツイッター)に岸田氏と笑顔のツーショットを投稿し、こう記した。「再び米国で会えてうれしい」。親密ぶりをアピールする姿に、岸田氏への期待が示されている。
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