今年に入り、埼玉県内でバイク乗車中に交通事故で死亡するケースが急増している。1月以降、二輪車事故の死亡者は先月27日時点の速報値で25人(前年同期比8人増)に上るなど、昨年を大きく上回るペースで推移している。気温も下がるこの時期、ライダーにとってはツーリングの機会も増えるとみられ、埼玉県警は「ヘルメットや胸部プロテクターを正しく着用して楽しんでほしい」と訴えている。事故の類型としては、死亡した25人のうち最も多かったのは、右折車と直進車による右直事故の死者で9人だった。
二輪車が右直事故に巻き込まれる原因の一つには〝目の錯覚〟がある。同課によると、四輪車よりもサイズが小さい二輪車は、実際には同じ距離でも、より遠くにいるように見えてしまう。そのため、右折の運転手が距離感を見誤り、十分安全な距離が取れていないにもかかわらず進行し、事故が発生してしまう。二輪車事故の死亡者が過去5年間で最多だった令和2年と比べても、同期比で4人上回る深刻な状況の中、交通機動隊などは先月下旬、通勤時間帯の国道17号バイパス上り線で、二輪車の運転手に対して注意喚起を行った。交通機動隊の隊員らはチラシなどの啓発品を配りながら、「すり抜けは危ないのでやらないように」「胸部プロテクターの着用を検討してください」などと呼びかけた。
同課によると、今年1月から9月27日までで、二輪車事故の死亡者の損傷部位は、頭部が24%、胸部が44%だった。半数近くが胸部を損傷していたが、胸部プロテクターを着用していたのはわずかに1人だった。同課の中村聡課長補佐は「車や道路との衝突時に衝撃を大きく軽減する。胸部プロテクターの着用を検討してほしい」と話した。(山本玲)
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