このようなクルマが発生する要因は、個人が購入し手放すパターンや中古車販売店がオーダーするパターンが多い。人気の度合いによって新車価格を上回るプレミアム価格となるケースが多いが、有償色となる人気のボディカラーであったり、各モデルで人気の高いオプション装備を装着しているからだ。今回紹介する車種は、2022年1月に販売開始したトヨタノア/ヴォクシー、2021年11月に追加されたライズハイブリッド。2021年9月に登場したカローラクロス。そして国産SUVの中で圧倒的な人気を誇るハリアーの5車種だ。
まずはトヨタノア/ヴォクシーから。2022年1月から販売開始された現行型ノア/ヴォクシーは、クルマの骨格にあたるプラットフォームにTNGA・GA-Cプラットフォームを採用し、全車3ナンバーサイズとなった。搭載するパワートレインは、1.8Lエンジン+モーターを組み合わせた新世代ハイブリッドシステムと2L直列4気筒ダイナミックフォース柄人+CVTの2種類。駆動方式はガソリン車だけでなく、ハイブリッド車でも4WDを選べるようになったのが特徴。 運転支援システムは従来モデルと比べて大幅に進化している。最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」をはじめ、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の新機能「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」、「アドバンストパーク(リモート機能付)を設定している。現在、現行型ノアの登録済未使用中古車は約143台流通していて、価格帯は約264.9万~約438.8万円。グレードは圧倒的にエアロ系が多く最も多いのが2.0S-Zの約68台。次いで2.0S-Gの約49台。そして2.0Xの約11台とガソリン車が多い。
最多グレードの2.0S-Zの中古車の価格帯は約311万~約435万円。2.0S-Gは304万~395万円。2.0Xは約264.9万~307万円となっている。エアロ系は新車の乗り出し価格を上回るクルマもあるが、オプション装備や諸費用を考えるとメチャクチャ高いというわけではないようだ。