研究チームが「丸いプレートの中に花の蜜がある」「糸を引っ張る」「蜜を得た後にプレートを戻す」といったプロセスを教えたところ、ハチは平均5時間で技術を獲得。さらに、技術を獲得したハチが蜜を得る様子を、ケースに入れた他のハチに何度も見せたところ、直接にはプロセスを教えていないハチも技術を習得することができたとのこと。10回ほど蜜を得る様子を見せられた、いわば「生徒」のハチのうち60%は、仕掛けのもとに放たれると5分以内に蜜を得ることができたそうです。
一方で、ケースに集めて「見せる」のではなく、技術を得たハチと一緒に飛ばしたハチは時間がかかりましたが、最終的には技術を学んだ様子が見られました。そして、最初に技術を獲得し「インストラクター」となったハチが死んでしまってからも、ほかのハチたちはインストラクターが行ったのと同じ方法で蜜を得続けたとのこと。 この研究によって、技術を教え合うことのような、これまで研究者が「複雑だ」と考えていた行動は実際のところ単純であるという可能性が示されました。また、現在では複雑な認知機能のためには大きな脳が必要だと考えられていますが、必ずしも大きさは問題にならないという可能性も出てきたと言えます。
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