エンジンとモーターの出力を、巧みに組み合わせてクルマを走らせるハイブリッド車。冒頭で触れたように、モーターを駆動させる駆動バッテリー以外にも、一般的なガソリン車で搭載している12Vの補機バッテリーも搭載しています。一般的な電圧12Vの鉛電池で、クルマの様々な制御コンピューターを起動させて、点火プラグやインジェクタなどのエンジン系電装部品やヘッドライト、ワイパー、オーディオなど車体系電装部品に電力を供給する役目と、ハイブリッドシステムを起動させる役目を担います200Vを超える高電圧・大容量のニッケル水素電池またはリチウムイオン電池で、走行用モーターの駆動とエンジン始動のために使われます。ハイブリッドの仕様によってバッテリー電圧は異なり、モーター走行を多用するストロングハイブリッドでは、バッテリー電圧が500Vを超えるものも珍しくありませんバッテリーは、各部に電力を供給(放電)するだけでは、すぐにバッテリー容量が減少してバッテリー上がりを起こします。それを回避するため、ハイブリッドシステムでは、モーターを発電機として減速時の制動力の一部を回収する、「減速エネルギー回生」という方法で発電して
それでも放電量の方が充電量を上回り、バッテリー容量が規定値を下回った時には、エンジンを起動させてエンジンで発電機を回して、バッテリーを充電します。充電によってバッテリー容量が増えれば、再びEV走行するなどで積極的に電気を使って走行して燃費を改善します。 このような仕組みで、駆動バッテリーは、規定のバッテリー容量を確保します。一方で補機バッテリーについては、バッテリー容量が少なくなると駆動バッテリーからDC-DCコンバーターを使って電圧を12Vに下げて充電し、バッテリー上がりを防止します。以上のように、ハイブリッド車の2つのバッテリーは、バッテリー容量の残量を監視しながら、適正に充放電を繰り返すので、通常はバッテリー上がりを起こすことはありません。特に駆動バッテリーは、安全性と耐久信頼性の観点から容量はおおよそ30%~80%程度に精度よく制御されるので、完全にバッテリーが空になることはありません。しかし、補機バッテリーについては、エンジンが駆動せずにクルマが停止している状態では、充電する術がないので、何らかの不具合で放電が起こるとバッテリーが上がってしまいます。
ハイブリッド車の補機バッテリーが上がる原因は、一般的なガソリン車のバッテリー上がりと同じで、ヘッドライトやルームライトの消し忘れなどです。また経年劣化や長期放置などによるバッテリー自体の劣化も補機バッテリーが上がる原因になります。
ハイブリッドカーでもバッテリー🔋不足なります。クラウンで、都内走ったら、ブザー鳴って、ハンドル重くなって、左に寄るように、音声指示を受けます。でも、60キロくらいで走ったら、ブザー止まって、また充電🔌されます。3.5リッターのハイブリッドです。
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