実は前作『ドラゴンボール超 ブロリー』を制作している頃から、鳥山先生とは次回作について話をしていたんです。『ドラゴンボール』といえば壮大なバトルですよね。前作『ブロリー』も、悟空とベジータが力を合わせてやっと戦える相手でした。しかし次はもっと地に足がついた感じというか、たまにはライトにやってもいいんじゃないかと話をして、地球を舞台にレッドリボン軍と戦う物語にしました。――鳥山先生といえば、1978年のリチャード・ドナー監督版『スーパーマン』や1979年の『スター・ウォーズ』(現:『スター・ウォーズ...
前作『ブロリー』で、悟空もベジータもさらに強くなりました。その一方で、ピッコロをはじめ、周囲のキャラクターが置き去りにされているような気がしていたんです。それでレッドリボン軍の再登場とともに、初期の段階からピッコロと悟飯を主役にしようと決めていました。 ピッコロも悟飯も、今はバトルより日常描写のほうが多いですよね。おそらくピッコロは、そんな現状に思うところがあるはずです。「悟空に遅れをとって、オレたちはこのままでいいのか?」と。ですからピッコロのその想いをそのまま現在のキャラクター像として落とし込んではどうかと考えたんです。悟飯については、一度は世代交代して、このまま行けば次世代の主役になると皆さん思ったはずです。しかし現実はそうならなかった。創作のキャラクターは、作者がどんなにがんばって舞台のセンターに引っぱり上げても、自然とセンターから外れて収まるところに収まる時期があります。悟飯はまさにそれでした。彼は悟空と違い、地球の運命を背負ったり、サイヤ人の未来を担ったりするようなキャラクターではなく、もっと穏やかな存在だったんです。立つべき舞台が違っていたんですよ。
それで今回、先生の中でようやく「悟飯は、いま描くならこの形か」とイメージが固まったことで、彼にふさわしい舞台が整ったのだと思います。強いと言われながらも実力を発揮しきれないキャラクターでしたが、それを否定せず、これからもそれを背負っていくキャラクターなんだと思います。今回、脚本のあがりがメチャメチャ早かったんです。しかもキャラクターがすごく活き活きとしていて、一気に読めたほどでした。そのため、いろいろな意味で「早っ!! もう!?」と驚いたんです。先生ご自身、すごく楽しんで執筆されているな、筆が乗っているなと感じました。先生はもともとセリフで説明するのではなく、絵を一発見せて視覚的に理解してもらうタイプのクリエイターです。そのため説明も長々とする必要がないですし、なによりキャラクターが楽しそうにしていて、アッという間に読めてしまったんです。今回の『ドラゴンボール超...
鳥山先生ご自身が「新しいもの」を求めるのと同時に、我々もシリーズとして今後も続けられるくらい新しいものを入れたいと思っています。最先端の映像表現で「こんなことができるんだ!!」と驚くものをお届けできると思うので、ぜひ劇場で「すげえ!」と驚いてください。
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