トンガの火山噴火は理論上の最大速度の大気波、地球を6周回していた

  • 📰 Newsweek_JAPAN
  • ⏱ Reading Time:
  • 23 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 12%
  • Publisher: 51%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

トンガの火山噴火は理論上の最大速度の大気波、地球を6周回していた ──【動画】トンガ、フンガ・ハアパイ火山噴火の凄まじいエネルギー ニューズウィーク日本版

トンガの首都ヌクアロファの北北西65キロに位置する海底火山「フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ」で2022年1月15日に発生した大規模噴火は、近現代で最も猛烈な火山事象のひとつであったことが明らかとなった。理論上の最大速度の大気波、地球を6周回

英バース大学らの研究チームは、衛星データと地上での観測データを組み合わせてこの大規模噴火について分析。その規模、速度、重力波や大気波が発生する範囲において、この大規模噴火が特異であったことを示した。この研究論文は2022年6月30日、学術雑誌「ネイチャー」で発表されている。また、噴煙中の水や火山灰から放出される熱は、12時間にわたって地球上の重力波の発生源となった。衛星観測では、太平洋岸で波紋状の波面が広がっていたことが確認されている。一つの火山事象がこれほどの広範囲に影響を及ぼすのは、これまでの観測記録で他に類を見ない。研究論文の筆頭著者でバース大学のコーウィン・ライト博士は「この大規模噴火は実に巨大な爆発で、今までに科学的に観測された中で唯一のものだ。大気波が理論上の上限に近い速度で地球を周回するのをこれまで見たことがない」とし、「この大規模噴火は驚くべき自然実験だ。ここで得られたデータは地球大気の解明や気象・気候モデルの改良に役立つだろう」と述べている。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 131. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。