ラアス・アルアイン住民のセヴィーナス氏は10日、BBCの取材に対し、「私は、病気を患っている母と一緒に町の外に避難している。きょうだいは町に留まっている。私のいとこが死んだかもしれないと聞いた。誰にとっても安全な場所はありません。自分の町を目にするのがこれで最後になるのではないかと心配だ」と述べた。これに先立ち、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、クルド人部隊109人が死亡したと発表したが、シリア民主軍(SDF)は人数を誇張していると反論した。SDFは具体的な人数は明かさなかった。
シリア人権監視団によると、SDF戦闘員が少なくとも29人、トルコ寄りのシリア反体制武装組織「自由シリア軍」(FSA)戦闘員が少なくとも17人が死亡した。さらに、ラアス・アルアインとタル・アブヤドの10以上の村をがトルコ軍に占拠され、SDFが過酷な状況に置かれている可能性があるという。クルド赤新月社によると、これまでに民間人11人が死亡、28人が重傷を負った。被害の多くはラアス・アルアインとカーミシュリに集中しているという。シリアと国境を接するトルコのアクチャカレで取材する、BBCのマーティン・ペイシェンス記者によると、アクチャカレではクルドによる砲撃で生後9カ月のシリア人赤ちゃんを含む3人が死亡した。しかし、トルコ国内では今回の軍事作戦への支持が拡大しているという。会合を要請した5カ国は、「シリア北東部での新たな武力行使は、地域全体の安定をさらに脅かし、民間人の苦しみを増大し、さらなる避難を誘発するだろう」としている。ケリー・クラフト米国連大使は、「弱い立場の人々を守るためのルールに従わなかったり、ISがこの軍事作戦を悪用して再結集することがないようにできなければ、影響が生じるだろう」
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ソース: nhk_news - 🏆 22. / 63 続きを読む »