【ワシントン時事】トランプ前米大統領が２０２０年大統領選の敗北を覆そうと介入を図った事件で、ワシントンの連邦地裁は２８日、初公判を来年３月４日に設定した。２４年大統領選で共和党の指名候補を選ぶ各州の予備選や党員集会が集中する「スーパーチューズデー」の前日に当たり、返り咲きを目指すトランプ氏は指名争いが佳境を迎える中で刑事裁判に臨むことになる。
事件を担当するチュトカン判事は「迅速な裁判は公益に資する」との判断を示した。早期の裁判開始を求める検察側は、来年１月２日の期日設定を要請。一方、トランプ氏側は証拠資料が膨大であることや、別の事件の裁判日程が立て込んでいることなどを理由に、大統領選の約１年半後となる２６年４月を主張していた。
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