トランプ前政権のホワイトハウス文書、議会に提出へ 米最高裁の判断受け

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米連邦最高裁は19日、トランプ前政権時代のホワイトハウスの大統領関連記録を米議会襲撃事件を調査する下院特別委員会に提出する道筋を付けた。

文書には活動記録、予定、演説のメモ、メドウズ大統領首席補佐官(当時)の手書きの3ページのメモが含まれる。トランプ氏支持者が集まり、議事堂を襲撃していた最中にホワイトハウス西棟で何が起きていたのかを明らかにする文書となる可能性がある。一方、連邦政府を代理するプレロガー訟務長官は、バイデン大統領が1月6日の「異常な出来事」に照らせば大統領特権の主張は「正当化されない」と判断したと述べていた。

連邦控訴裁は、トランプ氏が「バイデン氏の判断や、これらの文書に関する立法府、行政府間でこぎづけた合意を裁判所が覆すための根拠を示さなかった」と指摘し、トランプ氏の要請を認めなかった。事件は「米英戦争以来の議事堂に対する最も深刻な攻撃」とも言及したが、最高裁の判断が出るまで判決を停止することに同意していた。CNNの最高裁専門家でテキサス大学ロースクール教授のスティーブ・ブラデック氏は、今回の最高裁の判断はトランプ氏にとって大きな後退になると指摘。「判事らは控訴裁がトランプ氏の訴えを正しく退けたのかについては判断していないが、提出を差し止めないことにより、控訴裁の判決を最終的な文言とならしめた」と述べた。

 

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