電子顕微鏡では世界首位で、ノーベル賞受賞者を含む研究者の先端研究を支えるなどグローバルに「JEOL
」ブランドで知られる日本電子。半導体の電子回路の原版となるフォトマスクを製造するために必要不可欠な電子ビーム描画装置が大きく伸び、2022年3月期は売上高が前期比18%増、営業利益は2倍強を見込みます。半導体の微細化に伴って成長しているのが「マルチビーム描画装置」。ナノ メートル級のビーム26万本で一気に描画し、工程にかかる時間を大幅に短縮できるのが特徴。市場では「第2のレーザーテック」と期待する向きもあります。新型コロナウイルスの解析で注目される理科学・計測機器のほか、医用機器なども含めて攻めの姿勢を鮮明にする同社の大井泉社長に、中長期的な戦略を聞きます。
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