デーブ大久保氏 衝撃デビューのDeNA・度会を大絶賛「今、誰も止められない」 野村監督怒らせた元ヤクルトの父のDNAも指摘度会は29日の広島との開幕戦で九里から三回に価値ある同点3ランを放った。2戦目のこの日、セ・リーグの新人では初となる開幕から2試合連続アーチを放った。初回に頭部付近に死球を受けるアクシデントをものともせず、サイクル安打に王手をかける4安打をマーク。チームを24年ぶりとなる本拠地での開幕2連勝へと導いた。いきなりのブレークの秘密についてデーブ氏が注目したのが、「いろんな方に話聞いたりしたんですが、オン、オフがなく、オンのままずーと前向きにいる。ベンチでどんどん声を出している」と話す前向きな明るい性格。DeNAの先輩である牧やソフトバンクの山川らと通じるものがあると指摘した。
さらに、度会の父である元ヤクルトの博文氏についても言及。現役時代ともにプレーした経験があるといい、「とにかく真面目で、練習から必死でやる選手だなと思ってましたけど」と振り返った。続けて「取材しましたところ、(現役時代に当時の)野村監督が『お前への持ち味はなんだ』って言ったら、(博文氏は)『元気です』って即答して、監督に『ばかやろう!』って。(野村監督は)持ち味は持ち味でも、走力なのか守備なのかバッティングなのかを聞きたかったんでしょうね。『元気です!』って冗談みたいこと言って。それが逸話になって、いまだにヤクルトの中に残っている。お父さんのDNAですね」と性格は父親譲りだと明かした。 デーブ氏は衝撃的なデビューに「たった2試合だけでもプロ野球に爪痕残したと言える」と舌を巻いた。打撃については「速い球も苦にしない、苦にしないから変化球もゆっくり待てる。フォークボールの見極めもいい。今は本当に手が付けられない。野球のバッティングで最高級の打撃ができる」と解説。「左の宮崎クラスになる。それぐらいの選手になる素質がある」と2度の首位打者を獲得しているチームの先輩の名前を出して将来性を高く評価した。
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