調査はすでに開始しており、5月末から4週間の計画。対象は米国在住のAndroidユーザーで、調査に参加してもいいなという人はアプリをダウンロードするだけです。個人の健康や病気に関することなので、ユーザーが細かくシェアするデータしないデータを設定可能。また、Google Health Studiesアプリのデータは、売買されないこと、ターゲット広告に利用されないこともGoogleによって明言されています。
デジタルウェルビーイングに関する既存の研究をGoogleアプリを使って拡大する理由は単純です。被験者が自分で回答するのではなく、客観的に数字で捉えたデータを広く直接的に収集できるからです。1日にスマホ何時間利用しますか?と聞かれて答える時って、確かに気持ち少なめに言っているような気がします。これがアプリの自動収集ならド正直な時間がでますものね。 Allen教授は、研究についてこう語っています。「スマートフォンやソーシャルメディア、続々と生まれるコンテンツを、メンタルヘルスには悪影響だと決めて糾弾してしまいがちです。しかし、悪影響かもしれない可能性だけに焦点を当てていても全体像は見えません。それでは、たとえいい影響があっても享受することも、リスクを管理することもできないのではないでしょうか」
悪いからダメ、スマホやめようってわけにはいきませんから。子どもだっていきなりスマホ取り上げられたら怒ります。実際の使い方と影響を見て、プラスマイナスを天秤にかけてこそうまい付き合い方が見つかるんですよね。