スマホ時代に学ぶ先人の技 熊本・崇城大芸術学部、活版印刷の授業 「デザインの基礎に」…眠っていた鉛活字、息吹き返す|熊本日日新聞社

  • 📰 KUMANICHIs
  • ⏱ Reading Time:
  • 23 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 13%
  • Publisher: 51%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

スマホ時代に学ぶ先人の技 熊本・崇城大芸術学部、活版印刷の授業 「デザインの基礎に」…眠っていた鉛活字、息吹き返す|熊本日日新聞 熊本のニュース 熊本日日新聞 熊日 熊本

崇城大芸術学部デザイン学科の学生たちに鉛活字の組み方などを教える「佐藤活版所」元店主の佐藤利吉さん(左)=6月29日、熊本市西区の同大思い思いのフレーズを、手作業で紙に印刷した学生たち。満足の仕上がりに笑顔がこぼれる=6月22日7月上旬、学生たちは自ら考えたフレーズを基に、組版から印刷までの課題に取り組んでいた。棚にびっしりと並ぶ鉛活字を目を凝らして探したり、大きさの異なる文字をバランス良く配置したりする作業に悪戦苦闘。2年の千々波[ちぢわ]香澄さん(20)は「デジタル全盛の今、なかなか体験できない作業。手作りの印刷に親しみが湧くし、レトロな感じがすてき」と興味津々の様子だ。

指導する森野晶人教授(59)と甲野善一郎准教授(48)は「活版印刷の授業を行うのは西日本では崇城大だけだろう」という。印刷の原理や、文字や文章を読みやすく、美しく配置する「タイポグラフィ」というデザインの基礎を学ぶことを目的に、2年前から取り組んでいる。森野教授は「パソコンやスマホで簡単に文字を入力できる時代。先人の技術に触れることで、文字や印刷物への関心が高まる」と話す。「数え切れないほどの鉛活字は、全国に誇れる貴重な財産」と甲野准教授。その全てが「佐藤活版所」(山都町)と「ヒロタ印章」(熊本市中央区)からの寄贈だ。両店は百年以上の歴史を持つ老舗だった。高齢化などで佐藤活版所は2012年、ヒロタ印章は21年に店を閉じたものの、眠っている道具を再び使ってほしいと願い続けていた。「素人とは思えない手際の良さに驚いた」と佐藤さん。「廃れつつある活版印刷の文化を、若い人たちに知ってもらえてうれしい。私が愛用した鉛活字も喜んでいることでしょう」と、新たな「文化の担い手」に目を細めた。(小野宏明)

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 96. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

癒えぬ悲しみ、犠牲者に祈りささげる 芦北町で熊本豪雨の追悼式|熊本日日新聞社
ソース: KUMANICHIs - 🏆 96. / 51 続きを読む »

甲子園懸け激突! 九州学院-東海大星翔、24日決勝戦 全国高校野球選手権熊本大会|熊本日日新聞社
ソース: KUMANICHIs - 🏆 96. / 51 続きを読む »

夏の夜「頓写会」にぎわう 熊本・本妙寺 8年ぶりに露店もずらり|熊本日日新聞社
ソース: KUMANICHIs - 🏆 96. / 51 続きを読む »

【24日の交通取り締まり情報】|熊本日日新聞社
ソース: KUMANICHIs - 🏆 96. / 51 続きを読む »

【25日の献血】南関町役場など|熊本日日新聞社
ソース: KUMANICHIs - 🏆 96. / 51 続きを読む »

悪辣な錬金術|熊本日日新聞社
ソース: KUMANICHIs - 🏆 96. / 51 続きを読む »