しかしながら、このスペックもやはり音が良いか否かとはあまり関係がない。例えば、「再生周波数帯域」が30Hzから20kHzのスピーカーAと、同スペックが50Hzから20kHzのスピーカーBとがあったとする。このスペックを見比べる限り、スピーカーAの方が優秀に思える。しかし同条件で聴き比べてみると、スピーカーBの方が確かにレンジ感は狭く感じられつつも50Hz付近までの低音はむしろ良質、なんてことも起こり得るのだ。で、まずこの名称の意味は以下のとおりだ。「スピーカー」はステレオシステムの回路上では電気抵抗ともなるのだが、「インピーダンス」とはその抵抗となる度合い、つまり「抵抗値」を表すスペックだ。で、なぜにこの数値をチェックすべきなのかというと、使用する「パワーアンプ」とバランスさせる必要があるからだ。パワーアンプには、接続するスピーカーの「インピーダンス」に制限がかかる場合が多いのだ。ちなみに、カー用のスピーカーの多くは、「インピーダンス」は「4Ω(オーム)」だ。そしてカー用の「パワーアンプ」の多くも「4Ω」のスピーカーを鳴らす前提で設計されている。しかし一部、「2Ω」のスピーカーもある。
さて最後は、「能率」について説明する。なおこれは、「出力音圧レベル」とか「感度」と言い換えられることもある。で、これは、スピーカーの音の大きさを示す目安となるものだ。例えばこの数値が90dB(デシベル)のスピーカーと88dBのスピーカーとがあったとすると、同じ大きさの信号を入力した時、90dBのスピーカーの方が大きい音を鳴らせる。とはいえ最近の内蔵パワーアンプは、かつてほど非力ではない。なのでこれについても大きくは気にする必要はない。ただ、極端に「能率」が低いモデルは、内蔵パワーアンプ向きではない。そうであることは、頭に入れておいても良いだろう。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: responsejp - 🏆 56. / 63 続きを読む »
ソース: responsejp - 🏆 56. / 63 続きを読む »
ソース: responsejp - 🏆 56. / 63 続きを読む »
ソース: responsejp - 🏆 56. / 63 続きを読む »
ソース: responsejp - 🏆 56. / 63 続きを読む »
ソース: responsejp - 🏆 56. / 63 続きを読む »