スギの雄花は、冬の寒さを経験することで休眠から目覚め、寒さがピークを過ぎて暖かくなると、花粉を飛ばし始めます。このため、冬の適度な寒さと春の気温の上昇が、飛散開始のタイミングを左右します。
花粉の飛散開始時期に影響する2019年12月〜2020年2月の気温は、平年並か平年より高くな る予想です。全国的に暖冬傾向ではあるものの、断続的な寒気の流れ込みに伴って休眠打破が起こり、2020年シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期は平年並かやや早くなるとみています。なお、飛散開始時期は1月下旬以降の寒さが緩むタイミングに大きく左右されるため、随時最新の情報をご確認ください。 スギ花粉の飛散ピークは、西・東日本の広範囲で2月下旬〜3月中旬、東北では3月上旬〜4月中旬の予想です。3月が終わりに近づくとスギ花粉のピークは越え、代わって西日本からヒノキ花粉が増えていきます。また、シラカバ花粉が飛散する北海道では、道南・道央はゴールデンウィーク前後、道北・道東は5月中旬に飛散ピークを迎える予想です。2020年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、東北日本海側を中心に平年を上回る地域があるものの、全国的には平年を下回る予想です。全国平均では平年の85%程度になるとみています。
また、2019年と比べても、花粉の飛散量は北海道と東北北部、東北南部日本海側を除いたほとんどの地域で少なくなる予想で、2019年の半分以下になる地域もあります。ただ、総飛散量が少なくても、一時的、局地的に大量の花粉が飛散することがあるため、油断せずにシーズン前からしっかりと対策を行ってください。ウェザーニュースでは2019年の夏の天候、年ごとの飛散量傾向、雄花調査の結果などを検証して、2020年春の花粉飛散量を予想しています。(調査:2019年11月8日〜15日、558件) 一般会員からの雄花リポートを集計した結果、雄花が「例年/昨年より少ない」という報告数が、「例年/昨年より多い」という報告数を上回りました。また、関東地方の会員からは、台風によるスギの倒木や塩害によって枯れたスギの報告が寄せられました。ただ、倒木や塩害による影響は限定的で、飛散量を大きく変化させる水準ではないとみています。
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