スウェーデンの山奥深くに住む人々は100年前までルーン文字と独自の言語「Elfdalian」を使っていた

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スウェーデンの山奥深くに住む人々は100年前までルーン文字と独自の言語「Elfdalian」を使っていた(2015)

ルーン文字が生まれたのは1世紀ごろとも考えられており、古くはゲルマン言語を表記するための文字として日常的に生活の中に取り入れられていました。その後のラテン文字の広まりにつれて廃れてしまったルーン文字ですが、北欧・スカンジナビア半島では中世の時代まで使われており、その後廃れていったものと考えられていました。

失われた文字であるルーン文字ですが、その影響は現代でも垣間見ることがあります。スマートフォンなどでも広く使われているBluetoothを示すあのマークは、実はデンマークルーン文字をもとにデザインされたものとなっています。 世界から姿を消したと思われていたルーン文字ですが、スウェーデン西部に位置するÄlvdalenと呼ばれる地域に住む人たちが、スカンジナビアの他の地域では廃れた後でもルーン文字を何世紀にもわたって使い続けていたことがわかってきました。エルブダーレンはスウェーデンの森深い奥地にある地域で、ルーン文字を20世紀初頭まで使い続け、さらに独自の言語「Elfdalian語」を使っていたことが明らかになっており、スカンジナビアの言語を研究する研究者にとってはまさに「宝石箱」のようなものと捉えられているそうです。のMichael Lerche Nielsen准教授は「エルブダーレンは非常に特別な場所です。まず、そこでは古代スカンジナビア語が話されていたこと、そして古代からのルーン文字をわずか100年前まで使い続けていたからです。これは非常に魅力的なことです」と語っています。

デンマークおよびスカンジナビア半島地域では、9世紀から10世紀にキリスト教がもたらされると同時にアルファベットが広まるようになるまで、ルーン文字が主な文字として使用されてきました。15世紀までに、ルーン文字はアルファベットに取って代わられることになりますが、エルブダーレンだけはその影響を受けることなくルーン文字を使い続けており、1906年に書かれた手紙の中では部分的にルーン文字が使われていることがスウェーデンの言語学者、Henrik Rosenkvist氏によって発見されています。 Rosenkvist氏は「エルブダーレンで発見されたルーン文字使用の痕跡は、おそらくわれわれが知る中で最も新しい証拠です。他の世界ではルーン文字の使用は中世に途絶えているため、近世に使われていたことは非常にめずらしいものです」と語っています。

 

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