スウェーデンのNATO加盟について、RUSI=イギリス王立防衛安全保障研究所のニール・メルビン部長は「北欧全体がNATOの領域となり、NATOはバルト海の支配権を握ることになる。ロシアにとって戦略的に大きな打撃だ」と指摘します。
このうちスウェーデンの航空戦力について「ロシアの最新鋭のものよりはるかに高性能な戦闘機を90機以上保有している。NATOの戦闘空間は大きく拡大する」としたうえで、海軍力についても「バルト海で運用するために設計された、極めて静かで探知が難しいディーゼル潜水艦を保有し、ロシアの潜水艦や水上艦が活動するのが難しくなる」と分析しています。 そして、スウェーデンの加盟によって特にエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国の安全保障が強化されるとし「バルト海沿岸にあるロシアの飛び地カリーニングラードは高度に軍事化され、バルト三国にとって脅威とみなされてきた。しかし、バルト海に浮かぶスウェーデンのゴットランド島を空母のように運用し、NATOの航空機を発着させれば、ロシア側が飛び地を守るのは難しくなり、形勢が逆転する」と説明します。
また、ロシアについては「核戦力を配置している北部のすぐそばでNATOの存在感が強くなったことで、国境の兵力を増強する必要に迫られている。しかし、現在は戦力のほとんどをウクライナ侵攻に投入しているため、数年間にわたり多大な費用と労力をかけて兵士を追加動員しなければならないだろう」と述べ、プーチン大統領にとって大きな誤算だという見方を示しました。そのうえで、アメリカで再選を目指すトランプ前大統領がNATOへの関与に消極的な姿勢を示していることを念頭に「アメリカが果たす役割に各国が疑問を抱くようになれば同盟が求心力を失いかねない」と指摘します。
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