ジョコビッチは、第1セット2―1の第4ゲームをブレイク。30―40からアルカラスのドロップに抜群の反応を見せて得点を奪い、右拳を突き上げた。4―2の第7ゲーム、相手の3度のブレイクポイントをしのぐなど、4度のブレイクポイントを全てセーブ。勝負強さを際立たせて第1セットを先取した。
第2セットは第7ゲーム終了後、トレーナーを呼んで右手首を治療する一幕があった。4―5の第10ゲームは、相手のセットポイントを3度しのいでキープし、ほえた。競り合いの中で、5―6の第12ゲームを破られ、セット1―1となった。 第3セット序盤は相手がドロップを増やし、巧みなロブを交えて流れをつかんだ。だが、アルカラスは第2ゲーム終了後、右足をつるようなしぐさをして動けなくなり、治療を受けた。右脚を痛めたことで、本来の鉄壁のフットワークや下半身を使ったパワフルなストロークが明らかに影を潜めた。第3セットを6―1で奪い、第4セットも押し切ってファイナル行きを決めた。
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