11月1日にオープンしたジブリパーク(愛知県長久手市)の新エリア「もののけの里」。中へ入ると最初に出迎えてくれるのが、映画「もののけ姫」に登場する乙事主(おっことぬし)の滑り台(高さ3・4メートル)とタタリ神のオブジェ(高さ2・8メートル)だ。誕生の裏には、スタジオジブリの宮崎吾朗監督もファンというある遊具の存在があった。その一つが1992年、国営昭和記念公園(東京・立川市)に作られた「ドラゴンの砂山」だ。高さ約3メートルで、表面にはモザイクタイルやガラスが施されている。顔や背中に登ったり、大きな口の中に入ったり、自由に遊べる遊具だった。
「ドラゴンの砂山の要素を取り入れたものを作れないか――」。もののけの里を担当する設計事務所からアンスに相談が舞い込んだのは、2018年夏ごろのこと。乙事主の滑り台とタタリ神のオブジェの構想を練る中でドラゴンの砂山が参考となり、制作者を調べたのだという。宮崎監督もドラゴンの砂山のファンだと聞き、荒生さんは「(ドラゴンの砂山を)超える遊具を作りたい」との思いが強まった。乙事主は、小学生以下を対象に背の部分が滑れるようになっている。表面にはえりすぐった白く平たい石を敷き詰めて、毛並みを表現。顔の周囲などには、数十種類ものカラフルなタイルや瓦を施した。子どもたちが安全に触れるよう、角は全て丸く削っている。夜になると光る赤い目玉はLED電球を中に仕込み、ガラス工房で作った。一つ一つがこだわり抜いた手仕事だ。日本公園施設業協会は02年、「遊具の安全に関する規準」を制定した。高さ0・6メートルを超える遊具には落下防止柵などの設置を求めている。その後も安全対策は強化され、ドラゴンの砂山は2年前から登ることが禁止された。10月末。完成した乙事主の滑り台を見学後、約50年ぶりにオブジェへ足を運んだ荒生さん
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