埼玉県や東京都で展開する「中華そば よしかわ」グループのネクストブランドとして人気の「湯菜坊」（埼玉・北本市）が、埼玉食材をふんだんに使った新作を考案してくれた。「埼玉県産の白菜と小松菜に海鮮素材もたっぷり入れて、超ゴージャスなタンメンに仕上げました」と笑顔で話す店主の吉川和寿さん。本メニューは「ラーメンWalker埼玉2024」（発売中）の「15周年メモリアル麺」企画で登場する一杯だ。厳選した4種の煮干しをブレンドした「煮干そば（白醤油、黒醤油）」で不動の人気を得ている「寿製麺 中華そば よしかわ」。2014年に上尾市で創業すると、程なくして県外からもファンが訪れる人気店に。川越市、坂戸市、東京都板橋区と店舗数を拡大してきた。カキ、真鯛、名古屋コーチンなど、店舗ごとに異なる食材を使った美味淡麗なラーメンはどれも評判が高い。
「埼玉産食材を使った限定メニュー」というテーマに吉川さんが用意したのは、埼玉県産の白菜と小松菜、そして見事なサシが入った埼玉の和牛ブランド・武州和牛。埼玉野菜のセレクト理由について、吉川さんはこう語る。「埼玉の白菜と小松菜はシャキシャキと食感がよくて、風味が強いからタンメンの具材にぴったりなんです」。これに海鮮素材を加え、オイスターソースで味をまとめる餡。仕上げにゴマ油をひと回し。優雅な香りをまとったタンメンが完成した。タンメンとセットで提供される「武州和牛ロース丼」は、細かなサシが入った上質な肉を堪能できる。「このお肉は赤身の柔らかさと脂身のコクのバランスが最高なんです。噛むほどに広がる味をぜひ確かめてもらいたいですね」と吉川さん。オニオンソースの甘味と相まって、脇役ではもったいないほどの出来栄えです。「よしかわ」グループの創業者・吉川和寿さんは、16歳で料理人になることを決め、若い頃から和食やフレンチ、イタリアンなどさまざまなジャンルで腕を磨いてきた。上尾市で創作居酒屋を経営していた2014年、ラーメン店を市内で開業。独学で始めたラーメン作りだったが、やってみて奥深さに気付いたとい
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