【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子は13日、ソウル近郊の半導体主力拠点に新製造棟を建設すると発表した。2022年下半期に稼働させ、最先端半導体の受託生産と半導体メモリーの生産を手がける。投資額は2兆円を上回る見通し。自動車など幅広い産業での需要増を背景に、半導体不足は長期化するとみて大型投資に踏み切る。
サムスンは同日、メモリーを除く受託生産などのシステム半導体分野で30年までに171兆ウォン(約16兆5000億円)を投資することも発表した。研究開発や設備投資が対象で、19年4月にまとめた30年までの従来計画に38兆ウォンを上乗せした。平沢工場の新棟向けの投資の一部も含まれるもようだ。 新棟では半導体性能を左右する回路線幅で5ナノ(ナノは10億分の1)メートルの最先端半導体を量産するとしている。回路線幅は細ければ細いほど半導体の処理性能が高まり消費電力が抑えられる。受託生産でライバルの台湾積体電路製造(TSMC)は22年に一世代先の3ナノの半導体量産を始めると表明しており、サムスンも3ナノの生産技術開発を急いでTSMCを追う。
サムスンは米南部テキサス州に構えている受託生産専用の半導体工場でも拡張計画を持つ。すでに用地確保を進めており、受注状況に合わせて新製造棟の着工を検討中だ。同工場でも最先端品の量産を計画しており、新棟の投資は2兆円規模になる。サムスンの半導体部門は20年に3兆円規模の投資を実行しており、21年は新規投資が重なることで前年を大きく上振れする見通しだ。
日本はどうした!
2030年を目処にという事だけど、半導体最先端技術の背中をずっと追い続けそうな気がする。
何年か前、シャープが堺に拠点を置いたことを何故か思い出した。
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ソース: gizmodojapan - 🏆 2. / 68 続きを読む »