サマーズ氏、米民主党の物価対策酷評-トランプ氏の消毒剤注射に例え

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ガソリン高騰への対策として米民主党が成立を目指す「価格つり上げ禁止法」を、サマーズ元米財務長官は「危険な戯(ざ)れ言」と酷評した。

「インフレ圧力に対し、何らかの持続的な形で少しでも有意な効果が期待できる見通しはまずない」とブルームバーグテレビジョンのインタビューで述べた。「むしろあらゆる類いの不足を生み出し」、価格高騰への対策として供給を拡大する企業努力を台無しにしかねないと説明した。 「過剰な」もしくは「搾取的な」燃料価格の設定を禁じるこの法案を米議会は来週、採決する。可決には共和党からの支持が必要になるが、その可能性は低い。

「ガソリンスタンドでの便乗値上げや、もっと一般的な価格つり上げといったものを経済学に持ち込むのは、トランプ氏が消毒剤注射案を医学に持ち込むようなものだ」とサマーズ氏は話した。トランプ前大統領は2020年に新型コロナウイルス対策として、消毒剤を注射する方法は可能かと公の場で尋ねたことがある。 ハーバード大学教授でブルームバーグテレビジョン寄稿者であるサマーズ氏は、インフレは3月に年率8.5%となったことで天井を打った可能性もあるとしながら、米連邦準備制度理事会(FRB)が目指す2%目標に下がるのは「当面ない」と発言。

 

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