ガム噛み習慣(30分以上/週)の有無と口腔機能や身体機能等を比較した研究であるKawamura et al. のロジスティクス回帰によって推定された調整オッズ比から限界効果を算出し、ガム噛み習慣によるオーラルフレイル減少率とした。オーラルフレイルを発症した際の要介護度3以上の状況をオーラルフレイル回避によって減少できた割合を示す。口腔機能と全身の健康状態を追跡して比較した研究であるTanaka et al. の結果から、オーラルフレイルを有している者が45ヶ月間で要介護度3以上になるハザード比を推定し、オーラルフレイル回避による要介護減少率を算出した。ガム噛み習慣を有している割合を前述のKawamura et al. への参加者情報より13.
・本推計は先行研究をもとにした試算でオーラルフレイルと要介護3以上への移行の因果関係を示すものではありません。また、Tanaka et al. 及びKawamura et al. の効果を仮想的に全国の介護費用を用いて推計していますが、両論文で用いられたサンプルが公的統計上の日本全国の代表値であるという強い仮定をおいて試算していることに留意が必要です。・他方、口腔機能と全身の健康状態を追跡して比較した研究であるTanaka et al. では、オーラルフレイルがフレイル(身体の虚弱)やサルコペニア等とも関連することが示唆されています。また、今回は要介護3以上に絞って介護費抑制効果を推計していますが、現実的には要介護1や2の回避につながる可能性もあります。そのため今回の推計は過少で、本来はもっと大きな影響があることも考えられます。さらに介護費以外にも、介護離職に伴う労働損失や介護する家族等の負担軽減など、様々な影響を勘案すると、社会的インパクトはさらに大きくなることが見込まれます。 CAMERON, A. Colin; TRIVEDI, Pravin K.
FOROUTAN, Farid, et al. Calculation of absolute risk for important outcomes in patients with and without a prognostic factor of interest. Journal of Clinical Epidemiology, 2020, 117: 46-51. Kawamura Jun, et al. Relationship between a gum-chewing routine and oral, physical, and cognitive functions of community-dwelling older adults: A Kashiwa cohort study. Geriatr Gerontol Int. 2024 Jan, 24: 68-74.
TANAKA, Tomoki, et al. Oral frailty as a risk factor for physical frailty and mortality in community-dwelling elderly. The Journals of Gerontology: Series A, 2018, 73.12: 1661-1667.
プレスリリース ニュースリリース 配信 サイト サービス 方法 代行 PR TIMES
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: PRTIMES_LIFE - 🏆 39. / 63 続きを読む »
ソース: PRTIMES_JP - 🏆 114. / 51 続きを読む »
ソース: PRTIMES_JP - 🏆 114. / 51 続きを読む »
ソース: PRTIMES_LIFE - 🏆 39. / 63 続きを読む »
ソース: PRTIMES_BIZ - 🏆 115. / 51 続きを読む »
ソース: PRTIMES_LIFE - 🏆 39. / 63 続きを読む »