た同賞はどのような賞なのか―。過去には音響効果と合わせて「特殊効果賞」などと呼ばれ、現在の同賞が設けられたのは1977年(第50回)。同年にSF映画の不朽の名作「スターウォーズ 新たなる希望」が初受賞して以降、2001~3年に3年連続受賞の「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズや、「タイタニック」、「アバター」など超大作がその栄誉に輝いてきた。
邦画・アジア映画が受賞した実績はなく、「ゴジラ」がアジア初。監督・脚本に加えて自身もVFX編集を担い、今回のオスカーを手にした山崎監督だが、監督としての同賞受賞は「2001年 宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督以来、55年ぶり史上2人目の快挙となった。 快挙づくしの本作で特に米国で注目を集めたのが、製作が“少人数&低予算”であったこと。本作は、山崎監督も所属する映像製作会社「白組」の約30人のスタッフがVFX編集を手掛けた。昨年、同賞を受賞した「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」は1000人超のVFXクリエイターが参加したと言われている。公開直後からエンドロールなどを見た観客・関係者からは「ゴジラ―」の“超少数精鋭”ぶりに驚きの声が上がっていた。
また、本作製作費は公表されていないものの、同賞にノミネートされたハリウッド作品の「10分の1ほど」と言われている。山崎監督はこれまで、スポーツ報知の取材に「よく向こうでは(海外の映画関係者から)製作費のことを聞かれますし、めちゃくちゃ驚かれます。でも日本の映画にしてはゴージャスというか、(製作費は)それなりにかかっている。お金のことよりも僕としては『ゴジラに恥じない作品を』という一心だった」と話していた。 「ゴジラ―」受賞背景には、製作費など予算が巨大化し続けるハリウッド映画界と比べ、限られた予算で効率的に緻密で優れた映像を完成させたことも評価のポイントだった。ただ、単純に数字では比べることのできない製作陣、配給関係者の「ゴジラ愛」「特撮への敬意」「作品に懸ける本気度」がアジア映画の歴史を塗り替えと言えるだろう。
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