14世紀末、コーヒーの苗木がアラビア半島のイエメンに持ち込まれます。17世紀には、紅海に面したイエメンの港町「モカ」からヨーロッパ全土に向けて出荷されるようになりました。当時は、エチオピアとイエメン以外にコーヒー豆の産地はなく、コーヒーを船積みする「モカ」はコーヒーの代名詞となりました。
コーヒーの原産地はエチオピアですが、世界に広めたのはアラビアの商人たちで、ヨーロッパでは「モカ」はコーヒー発祥の地とされていたのです。エチオピア産、イエメン産のコーヒーが「モカ」と呼ばれ、コーヒー風味のお菓子などに「モカ」とつくのは、この名残りが現代まで引き継がれているからなのですね。数種類のコーヒー豆を配合した「ブレンドコーヒー」に対して、「モカ」「コロンビア」「ブラジル」など、一種類の豆で淹れたコーヒーを「ストレートコーヒー」と呼びます。一方で、最近広がりを見せているのが「シングルオリジン」という呼び方。「ストレートコーヒー」と「シングルオリジン」。一体どこが違うのでしょうか。 「シングルオリジン」は、直訳すると「単一産地」。農園や区画単位で、特徴や魅力を伝えたコーヒーのことで、誰が、いつ、どこでつくったコーヒー豆かを、一定レベルまで追跡できることを意味します。追跡可能性(トレーサビリティ)にすぐれていることで、信頼できる品質のコーヒーを安心して楽しめるのが「シングルオリジン」の最大の魅力といえます。
コーヒー豆は、かつては地域ごとに混ぜて売られることがほとんどで、農園の特徴が見えにくく、生産者の工夫や努力も価格に反映されるとはいえませんでした。「モカ」「コロンビア」「ブラジル」などとして売られるコーヒー豆は、生産国はわかっても生産者は見えてこないのです。 「シングルオリジン」の見分け方は、農園名や生産者名で売られていること。コーヒー豆も、ワインや野菜などと同じ農産物と考えるとわかりやすいかもしれません。中間業者を通さずに、現地に足を運び生産者と直接取引をする「ダイレクトトレード」で、「シングルオリジン」を提供するコーヒーショップも増えていますね。
コーヒーを断ちました!
ブレンドが高級ってわけじゃないんだ。キリマンジャロ5+コロンビア5のブレンドにしてと注文の厳しかった、30年前に他界した大正生まれのばーちゃんもびっくりだよ。
珈琲は大好き💕で良いお話し有難う御座います💕❤️💐
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。