伊ベルサーチや米コーチ、仏ジバンシィなどの高級ファッションブランドは、商品に中国の主権を侵害するデザインがあったとして、相次いで謝罪を表明した。 ニューヨークで2013年5月撮影(2019年 ロイター/ERIC
THAYER)ベルサーチは11日、香港やマカオを国のように扱ったデザインのTシャツを販売したことは過ちだったと謝罪。Tシャツには「ニューヨーク―米国」、「北京―中国」のように、都市名と国名を並べて表記。そこに「香港―香港」、「マカオ―マカオ」と両都市名が国名としても書かれており、中国インターネット交流サイト(SNS)上で批判が広がっていた。米タペストリー傘下コーチも、台湾を国のように表現したTシャツのデザインを巡り謝罪。昨年5月に「深刻な誤り」を確認し、世界の市場から商品を回収したことを明らかにした上で、「中国の主権と領土の保全を尊重する」と表明した。また、中国アイドルグループメンバーのジャクソン・イー氏は微博で、仏高級ブランドLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)傘下ジバンシィとの関係を解消したと発表。香港や台湾を国のように表現するジバンシィのTシャツのデザインを巡り批判が広がったことを受けた動き。同様の問題を巡り、スポーツ用品のアシックス、ファッションブランドのカルバン・クライン、スキンケアのフレッシュも12日午後までに中国SNS上で謝罪を表明した。アメリカや中東、アジア、ヨー
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