コロナ対策に成功した国と失敗した国を分けたもの──感染症専門家、國井修氏に聞く

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コロナ対策に成功した国と失敗した国を分けたもの──感染症専門家、國井修氏に聞く 『人類VS感染症――新型コロナウイルス 世界はどう闘っているのか』を上梓した國井修氏が、各国のコロナ対策を徹底検証。何をもって「成功」と言えるのか。日本は成功例と言えるのか?

で、「Kー防疫モデル」として体系化され世界的に売り出されている。韓国は都市封鎖や外出禁止といった強硬な措置を取らずに、感染流行を抑え込んだ。成功した理由の1つはMERS(中東呼吸器症候群)の教訓があったことだろう。これは他のアジア諸国の成功にもつながっていると思うが、MERSやSARS(重症急性呼吸器症候群)、鳥インフルエンザなど過去に既に危機を経験して、今回、かなりの準備と対応ができていた部分もある。

特に韓国が経験したMERSの失敗とは、感染者隔離や接触者調査・追跡が不十分で、検査キットの承認が滞っている間に隔離されずにいた感染者がウイルスを拡散していたことである。情報もきちんと公開していなかったので、噂や誤情報が拡がり、かえって国民がパニックに陥ったという。医師を含む医療従事者、検査機関、行政などの役割分担を決めて研修を行い、定められた手順に従って迅速に検査体制が拡大できるよう準備が進められていたようである。これによって、新型コロナ流行時には100を超える施設に検査協力を求めることができたといわれる。 このような体制ができていたため、新型コロナに対する韓国の検査体制の立上げ・拡大は早かった。中国がウイルスの遺伝子情報を公開するのと同時に、バイオテクノロジー企業が人工知能を使って検査キットの開発に取り掛かり、わずか10日で開発、通常は許可審査に1年半かかるところを2週間で韓国政府に承認された。徹底した情報公開とIT技術を使った戦略的データ活用も成功の要因だろう。良いか悪いかは別にして、韓国ではプライバシーよりも防疫によって社会を守る公的な利益を優先し、接触者調査や感染者の移動ルートの公開までしている。これにより、接触者・追跡調査での感染経路不明者は1割以下という驚くような効果が示された。

新型コロナの流行は、今までは出来なかったことを各国が試行したという側面がある。それにより成果が出たものと出ないものが見えてきた。ただし、効果はあるが、個人情報の問題や人権侵害など、課題が残るものについては今後検討・改善すべきだろう。 韓国は感染者に対して、3度の食事付きで医師または看護師が常駐する「生活治療センター」を設置し、中国の方舟病院のように無症状者や軽症者を受け入れることを3月1日の段階で始めた。また、一人暮らしや高齢者がいない家庭の場合は自宅療養も可能とした。その際、自宅療養者に対しても、自治体から食料や生活必需品をそろえた「自宅隔離セット」などを無料で支給するこまやかさを持っていた。

 

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志村氏が亡くなった頃から、PCR検査機を増やし、全国民検査をして感染者を隔離しても、それほど大人数にはならず、少数感染が起こればすぐに抑えるとすれば、今回のような大きな第二波にはならなかったのでは。

中国人の入国を止めなかった事。これが致命的大失敗。その責任は二階俊博にある。

それゆけスマートっぽい。

最高成功も失敗もまだ何も終わってないのに・・頭おかしいのかな🤔

失敗か成功か、100か0か、みたいなのたまにみますけど… まだ人類は絶賛コロナ禍の最中だよってことを忘れちゃいけない…

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