コロナ最前線の医師が見た「五輪バブル」の内と外

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東京五輪の「バブル」の内と外は対照的だ。選手村のアスリートや関係者はワクチンの接種率が8割を超える。一方、東京都など首都圏の接種率は低いままで、デルタ株による爆発的な感染増加が起きている── 東京五輪 医療 ニューズウィーク日本版

新型コロナウイルス禍の最前線に立ってきた横堀将司医師は今、救急医として東京五輪の会場に派遣され、不思議なほど穏やかな日々を送っている。しかし勤務する病院に戻れば、多くの新型コロナウイルス患者の対応に当たることになる。8月2日、重量挙げ会場の東京国際フォーラムで撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

新型コロナウイルス禍の最前線に立ってきた横堀将司医師は今、救急医として東京五輪の会場に派遣され、不思議なほど穏やかな日々を送っている。今週は重量挙げの会場を担当、最終日の4日までに大けがした人はなく、コロナの陽性者も出なかった。 東京五輪はほぼすべての競技が無観客となり、選手を始めとした大会関係者には行動ルールが定められている。47歳の横堀さんが勤務する日本医科大学付属病院の高度救命救急センターの状況とは別世界だ。そこは今、医療崩壊を招きつつあるコロナの感染第5波と戦っている。 「今、2つの異なる世界にいる」と、横堀さんは言う。「病院のような現実の世界に戻れば、たくさんのコロナ患者の対応に当たる」。横堀さんが派遣された重量挙げの会場、東京国際フォーラムは人が少なく静かだ。「天国と地獄のよう」と、横堀さんは話す。

横堀さんが行き来する東京五輪の「バブル」の内と外は対照的だ。選手村のアスリートや関係者はワクチンの接種率が8割を超える。PCR検査が義務付けられ、行動も制限されている。一方、東京都など首都圏の接種率は低いまま。検査数は十分ではなく、行動制限も厳格とは言えない。横堀さんは会場の医療ステーションを巡回し、看護師に指示してドーピング検査の採血をすることもある。観客がいない分、会場の業務は軽減されていると、ここで働くボランティアは話す。五輪の仕事が休みの8月1日、横堀さんは病院の救急救命センターに戻った。重症病床はあと1つしか空きがないとロイターの記者に話した直後、新たに患者が発生し、10のベッドすべてが埋まった。

 

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それは都の行政の問題でしょうよ

赤いNewsweek🟥

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