コラム:EUのエネルギー禁輸、プーチン政権打倒の切り札なるか

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ロシアが欧州連合(EU)へのエネルギー輸出を停止したとしても、同国経済はなんとか堪え忍べるだろう。制裁の効力が及ばない準備資産を持ち、原油高が味方になる上に、国民向けの政治宣伝がうまく機能して、経済的な痛みを和らげてくれるからだ。つまり、EU向け天然ガス輸出を止めるというプーチン大統領の威嚇は、より信ぴょう性が出てくることになる。

表面的には、エネルギー禁輸はそれがロシア側の自発的措置であろうが、EUがプーチン氏に強制した結果であろうが、ロシア財政にとって致命傷に思われる。西側の制裁によって、ロシアの今年の成長率は既に最悪でマイナス15%に沈むと予想されている。

ところがエネルギー価格上昇が追い風として働く。天然ガスの場合、EU以外に転送することはパイプライン施設の問題で不可能だが、原油ならどこにでも輸出できる。そして原油と石油製品はロシアのエネルギー輸出全体の75%に達する。昨年の原油の平均価格は1バレル=71ドル前後だったが、現在は108ドル近辺。これはロシアが原油輸出を約33%減らしたとしても減収にならないことを意味している。禁輸が発動された後は原油価格が一段と上がる公算が大きく、ロシア政府が買い手に提示する必要がある値引き分を相殺してくれるだろう。

 

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