コインランドリー活況、数減らすクリーニング店◆変わる令和の暮らし、背景は?【時事ドットコム取材班】

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新型コロナウイルス禍を経て、人々の「洗濯」のスタイルが大きく変化している。全国のクリーニング店の軒数は10年間で3割以上減り、一方でコインランドリーの店舗数は右肩上がりに増加しているという。背景にあるのは一体何なのか、現場を取材した。(時事ドットコム編集部 谷山絹香)

増加の要因について、ランドリービジネスマガジンの前沢優希編集長は、「共働き世帯が増え、家庭における洗濯の時間がとりづらくなったことが大きく影響している」と説明。一度に大量に洗濯できるコインランドリーの需要が高まったとみる。「これまでは単身のサラリーマン男性や単身赴任している人がメインターゲットだったが、共働き世帯の利用が高まるにつれて、現在の利用者層は女性中心になってきている」とも指摘する。

オーナー側から見ても、コインランドリービジネスは土地の有効活用や節税対策などの観点からメリットが多いという。「早ければ5年、平均でも10年ほどで初期投資額を回収できることから、手堅く人件費をかけずに利益を出せると、注目が高まっている」と前沢編集長。「今後も緩やかに数は増えていく見通しだが、コインランドリー同士の競争も激化しつつある」と語った。スタイリッシュな店内が特徴のコインランドリー「バルコランドリープレイス」も、2017年にオープンして以降、年々数を増やしている。17年に5つだった店舗は、約7年で240店に。中にはカフェ併設や、ペット用品専用のマシンが設置されたランドリーもあり、運営する「OKULAB(オクラボ)」(東京都渋谷区)の担当者は、「家事を済ませることができつつ、ある種のお出かけスポットとして、夫婦や子ども連れで来られる方も珍しくない」と話す。

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