16歳の少女であるハリエット・カランジャさんはケニアの首都であるナイロビ行きのバスのチケットを購入するための列に並んでいました。この時、チケットを購入してバスを待っていた人がチケットを盗まれるところを目撃したそうです。カランジャさんがこのエピソードをクラスメイトに話したところ、彼女の友達も同じような光景を見たことがあったそうで、これを聞いて「どうにかバスのチケット購入列をなくせないだろうか?」と考えるようになったそうです。
カランジャさんは「アプリはGPSを駆使し、乗りたいバス停までユーザーを連れて行ってくれます。なので、ユーザーはバス停まで行き、チケット購入列に並ぶことなくバスに乗り込むことができます」とアプリの機能を説明しています。なお、アプリの名前は「M-Safiri」というもので、これはケニアの公用語であるスワヒリ語で「旅行者」という意味だそうです。 国際的なコンペティションで賞を受賞したこと以上に、海外でさまざまな経験をしたことがカランジャさんたちにとっては大きな出来事だったそう。5人は高校を卒業したのち、チームをテクノロジー企業に転換し、アプリの特許取得と正式リリースを目指しています。 教育支援プログラムを受けて大きな躍進を遂げたのはカランジャさんたちだけではありません。ケニアで教師をしているダマリス・ムテチさんは、Intelの教育支援プログラムでコードの書き方を勉強した人物です。なぜ教師のムテチさんがコードの勉強を始めたのかというと、教え子である17歳の女子高生キャロライン・ワンブイさんが、臓器ドナーと患者や病院を結び付けるためのアイデアを思いついたから。
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