6日からSeason3が公開された、山田孝之らが発起人を務めた短編映画製作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS』では、山田をはじめ、阿部進之介、安藤政信、志尊淳、柴咲コウ、水川あさみ、三吉彩花、ムロツヨシらが映画監督に初挑戦した。
のんや池田エライザら若手俳優も数年前から監督業に精を出しており、原案から配役、脚本なども自ら手掛けている。さらに、今年のプルーリボン賞受賞を受けて、岡田准一が「65歳までには監督をやりだすかも」といった発言も話題に。過去には、津川雅彦や田口トモロヲ、桃井かおり、小栗旬、黒木瞳、オダギリジョー、水谷豊、浅野忠信らも監督業に挑戦しているが、北野武や竹中直人、故・伊丹十三さんのように、ヒット作や国際的評価を獲得した俳優監督は数少ない。 興行収入、話題性、映画ファンからの好評という意味で成功したと言えば、クリント・イーストウッド、ロバート・レッドフォード、ベン・アフレックらの名前が挙がる。「あくまでも一部の成功例からの結果論に過ぎませんが」と前置きするのは、メディア研究家の衣輪晋一氏。
一方、日本の俳優は商業映画に出続けている反動からか、自らがメガホンを取る際に“作家性”、“芸術性”を求める傾向が強く、商業的成功を収められない傾向が高い。武の映画も海外では評価されているが、日本での興行収入はそうでもないとよく自虐的に語っている。高齢俳優の生き残り合戦、過酷な労働環境、ハラスメント問題… 変化求められる映画界かように俳優が監督を務めることは非常に難しい。2019年に『ある船頭の話』で長編デビューを果たしたオダギリジョーも「監督業ほど苦しい仕事もないのではないか。楽しいと感じたことはほとんどありませんでした」と告白。先述の志尊淳は15分のシーンに1年間かけ、水谷豊の『TAP THE LAST SHOW』は、構想から公開まで40年の時を経たという。演じるとは全く別作業で別スキル、さらに俳優と兼業しながらの監督業は体力的にも時間的にも厳しいのだ。
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