同氏はこの中で、厳しい時期も市民らの強さに励まされてきたと振り返り、「個人的にこの2年間は感情面、精神面でつらかった。わが州のために有能で熱心な同僚と働く機会を得たことに一生感謝する」と述べたが、クオモ氏には言及していない。
クオモ氏のセクハラ疑惑をめぐっては、州議会の下院司法委員会で弾劾に向けた動きが本格化している。同州のジェームズ司法長官は3日、クオモ氏が現職の州職員や元職員を含む女性11人に性的嫌がらせをしていたとする報告書を発表。同氏の行為を容認した職場環境も指摘した。 デローザ氏は今年2月、クオモ氏が新型コロナウイルス感染症による高齢者施設での死者を実際の半数と報告していた問題に関与したとして追及を受けた。同氏は議員らとの会話で、クオモ氏らが当時、トランプ前政権からの政治的な攻撃材料にされることを懸念して、高齢者施設のデータ開示を遅らせたと発言していた。
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