2022年11月にA代表デビューを飾ったギュレルにとって、今大会は自身初となる EURO の舞台。その初陣でゴールを決めたことにより、試合時点で19歳と114日のギュレルは、 EURO 初出場で得点を決めた最年少の選手となった。また、10代の選手の“ EURO デビュー弾”は、1964年大会のハンガリー代表FWフェレンツ・ベネ氏、2004年大会のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに続く、史上3人目の快挙となっている。を勝利に導いたギュレルは、UEFA(欧州 サッカー 連盟)が選ぶこの試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチにも選出。テクニカル・オブザーバー・パネルは「彼は前半、先制点につながる素晴らしいパスを出しただけでなく、後半には試合を決定づける美しいゴールを決めた。その後半は、中央でプレーする時間が長く、ジョージア代表の守備陣に多くの問題を引き起こさせた。彼がピッチ上で見せたリーダーシップも素晴らしい」と評価した。
当の本人であるギュレルは試合後、「タフな試合だったし、チームの勝利を祝福したい」と冷静にコメント。「僕らの応援を表現する言葉は見つからない。単に『素晴らしい』と言い表すのは不十分だ。間違いなくそれ以上のものだった」とファン・サポーターの大声援に感謝し、「監督のためにも勝利を手にできて嬉しいよ」とヴィンチェンツォ・モンテッラ監督への信頼も明かした。 前記のとおり、ギュレルは初出場選手の最年少得点記録を塗り替えたことで、EURO史に名を刻むこととなったが、「正直、個人的な記録はどうでもいいんだ」と告白。「僕はチームのためにプレーしているし、勝利が1番大事なことだ。そうした意味では、自分の役割を果たせたことを嬉しく思うよ」と語った。
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